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EI サービスの流れ

 

1. 照会 リファーラル(Referral)

EI (Early Intervention) の最初の窓口は、ニューヨーク州保健省管轄下の早期介入オフィス内にあるリファーラル・ライン (Referral Line) という部門 です。EIのサービスを受けるには、まず、子どもの発育になんらかの不安が認められたとき、小児科医や学校がEIについて説明し、親もしくは小児科医などの専門家がリファーラル・ラインに連絡をするという形が一般的です。リファーラル・ラインの担当者は、最寄りのEIサービス提供機関に所属するサービス・ コーディネーターを紹介してくれます。

ニューヨーク州リファーラル・ライン (Early Intervention Official) 連絡先:

“Growing Up Healthy”     TEL: 1-800-522-5006
New York Cityの場合  TEL: 1-800-577-2229

 

 

2. サービス・コーディネーターとの連携

サービス・コーディネーターは、EIに関する情報提供はもとより、資格審査やサービス内容決定のためのミーティングの設定、学校やスペシャリストの紹介などを含め、親とニューヨーク保健省との間に入って、 3歳以降の、EIとは別枠の「CPSE:就学前特別教育サービス」への移行が完了するまでの必要なすべての手続きを手伝ってくれます。単なる事務手続きの 支援だけでなく、親のさまざまの質問に答えてくれるサービス・コーディネーターの役割は大きく、子どもの発育への心配を抱える親にとって大きな存在です。

 

3. 子どもの審査・評価(Evaluation)

EIプログラムに参加するには、精神と身体の両面にわたり、複数の専門家による多角的な評価を受けなくてはなりません。評価の目的はふたつあり、ひとつは、子どもにEIのサービスを受ける資格があるかどうかを判定するため。もうひとつは、サービスを実施するにあたってより良い判断ができるように、子どもの能力や必要とされることについての情報を集めるためです。審査の具体的な内容については「審査・評価 (Evaluation)」の項目をご覧下さい。

 

4.家族別サービスプラン (IFSP) の作成

一連の評価が終わるとそれぞれに詳細なレポートが作成され、内容に基づいて、子どもが早期介入サービスを 受けるのに適しているかどうかが判断されます。プログラムへの参加が認められ、親が同意をすると、両親および州の早期介入担当者、サービス・コーディネー ター、実際に評価をおこなったスペシャリストが参加するミーティング(IFSPミーティング)が開かれます。


IFSP (Individual Family Service Plan) ミーティング
=IFSPミーティングでは、評価内容が検討さ れ、家族別サービスプラン (IFSP) と呼ばれる具体的なサービス計画が作成されます。IFSPには、子どもの能力や、何が必要なのか、そして早期介入がどのように役立つのかに加え、誰が、どこで、いつ、どのくらいの頻度でサービスを実施するのかなどについて記載されます。IFSPは、EIに対する子供の適性検査があってから45日以内に作成されることになっています。乳幼児ができるだけ早く早期介入サービスを受けることも、EIの重要な目的のひとつとなっています。

 

IFSPは、3歳以降、ニューヨーク教育省管轄のCPSEのサービスを受ける場合、IEP (Individual Educational Plan)と呼ばれるプランへ引き継がれます。内容はまったく同じではありませんが、基本的に早期介入教育でIFSPと呼ばれているレポートは、CPSE(就学前となる3歳〜5歳を対象とした特別教育)以降、CSE(就学後5歳以上を対象とした特別教育)でいうIEPレポートと同格のものであると理解してください。

 

5.家族別サービスプラン (IFSP) の実施

サービスは IFSPミーティング終了後、手配が整い次第、すぐに開始されます。サービスは、自宅で受けるサービス学校で受けるサービスの大きくふたつに分けられますが、場合によっては、同時に両方のサービスを受けることも可能です。自宅ベースのサービスは、希望すれば図書館などの公共施設など、子どもおよび親にとって最適と思われる場所で受けることもできます。身体的な障害が認められる場合には、フィジカル・セラピーなどもあり、いずれもIFSPにもとづいて実施されます。


たとえば、障害を持つ可能性は低いが言葉の発達が遅れていると判断された子どもの場合は、IFSPミーティングの翌々週くらいには、1回30分で週に2回程度のスピーチ・セラピーや、1回30分で週に2回程度のスペシャル・インストラクションが始まり、身体的なリハビリが必要な場合は、1回30分のフィジカル・セラピーを週に2回程度、受けるようになるといった具合です。学校環境での指導が必要だと認められた場合は、学校へも無料で通わせてくれます。

 

6カ月毎のミーティング

6ヵ月目と 1年経過後のミーティング
EIのサービスが始まってから 6ヵ月目には成果確認の、また1年経過後には評価のミーティングがサービス・コーディネーターの手配により実施されます。参加者は両親のほか、サービス・ コーディネーター、州の早期介入担当者や、日頃サービスを提供しているスペシャリスト、学校に通っている場合は教師などですが、親やコーディネーターが希望する第三者や、場合によっては弁護士を呼ぶこともできます。


ミーティングではIFSPが子どもと家族にもたらした成果を評価し、サービスの項目で新たに必要と思われるものがあれば加えられ、不要なものがあれば中止するなどの変更がおこなわれます。親はこのミーティングの評価結果に同意する必要がありますが、納得がいかない場合は、州の早期介入担当者と意見が一致するまで調停を依頼できます。

 

現在、ニューヨーク州の予算削減により、年々、提供されるEIサービスの量が少なくなってきています。サービスがもらえるかどうかは、 IFSPミーティングの場で決められます。スペシャリストの判断は重視されますが、どんなサービスがどれくらい必要だと思うかについての親の意向を事前にしっかりとまとめておき、ミーティングの場で主張していくことが非常に大切になります。

 

通常、IFSPミーティングの設定は、サービスコーディネーターが手配してくれます。ですが、例えば、CPSE以降の学校探しの過程でIFSPミーティングの日程を早めてもらうといった必要が生じるかもしれません。また、サービスを受け始めてみて、内容や回数を変えてもらいたい、追加のサービスが欲しいといった状況になるかもしれません。EIでは、 6ヵ月目や1年経過後でなくとも、親が希望すればいつでもサービスの成果確認がおこなわれることになっています。必要が生じた場合は、まずはその時点で実際にお子さんを見てくれているスペシャリストや学校、サービスコーディネーターに相談しましょう。

 

6.就学前特別教育サービス (CPSE) への移行

EIは満3歳になるまでの子どもを対象としたサービスなので、EI終了後、サービスを受ける必要のない子どもは、地域内の幼児プログラムやプリスクールに通いますが、3歳以降もなんらかのサービスが必要とされる子どもの場合は、毎年9月から始まる通年制の就学前特別教育サービス(CPSE)への移行が可能です。移行の手続きはEIの終了4ヶ月前から開始され、生まれ月が1月から8月までの子どもの場合は、EIの期間が8月末まで延長されます。


EIはニューヨーク州保健局のサービスですが、CPSEは、ニューヨーク市教育局の管轄下となります。CPSEではサービス・コーディネーターは付けられないので、親は教育局の担当者と直接、やりとりをしていくことになります。 このためEIの終了が近づいた時点で、親はコーディネーターに何もかも頼るのではなく、自らサービスへ関わっていく自覚を持ち、その後の担当者とのやりとりに必要な知識を身につけていく必要があります。

 

残念ながら、ニューヨーク市の教育局の担当者は多忙で、連絡が取りにくいだけでなく、ひとりひとりの 子どもを完全に把握し切れていないのが現状です。たとえば、学校探しなどは親が事前に進め、クラスの空きを確保しておかないと、希望する時期に希望の学校に入学できなくなることもあります。担当者からの連絡を待つのではなく、積極的に自分から連絡を取り、重要な事項に関しては、電話での会話や留守番電話へのメッセージ に頼らず、文書の形にしてファックスするなど、記録を残すことを心がけておく必要があります。


就学前特別教育サービス(CPSE)問合せ先:
ニューヨーク州教育局 就学前特別教育係
Preschool Special Education Unit/Department of Education TEL: (518) 473-6108

 

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